第6回えがおフォーラム
2017年10月28日土曜日
とき :平成29年10月28日(土)
ところ:きらめきプラザ7階(705号室)
13:30 開会挨拶 竹内俊一 理事長
13:40 基調講演
テーマ 「未成年後見業務の法的側面」
講師 岡山未成年後見支援センターえがお理事
高木成和 弁護士
14:50 休憩
15:00 パネルディスカッション
テーマ 「未成年後見業務の法的側面」
サブ ~里親の利用促進に向けて~
岡山市里親会副会長 星野栄喜 氏
「里親による養護の現状と課題」
岡山市こども総合相談所
児童福祉司 佐藤靖啓 氏
「児童相談所における里親支援の現状と課題」
えがお理事 瓜生浩輔 氏
「えがおの活動における里親移行の現状と課題」
コーディネーター 竹内俊一 理事長
16:30 閉会挨拶 岩田弘明 副理事長
【フォーラムを終えて】
第6回えがおフォーラムは、40名を超える方が参加していただき、会場はほぼ満席に近い状況になりました。
高木成和理事による「未成年後見業務の法的側面」では、前提としての親権の分析がじっくりなされていて、未成年後見業務のあり方がよくわかる講演でした。
また、岡山市児相の佐藤靖啓さんの発言で、里親の利用促進の課題が浮き彫りになり、それを受けて、岡山市里親会副会長の星野栄喜さんの発言で、地域でつながりを持っている里親さんと隠れようとする里親さんの両方が存在することも明らかになりました。
そして、瓜生浩輔理事から、岡山市児相の柔軟かつ全面的な連携の下、とてもうまく里親移行ができた事例と岡山県児相の伝統があるがゆえにやや硬直した対応のため、未成年後見人としては難渋したが、里子自身が里親に結びつけてくれたことをとても喜んでいる事例の紹介がなされました。
それらの発言を踏まえ、里親移行の促進にとって、【子どもを主体とする地域づくり】の必要性が、それぞれの立場から述べられました。
特に、岡山市児相の佐藤さんの「地域に子どもを中心に、いろいろなジャンルの方がカジュアルに集まれる【たまり場(サロン)】を創設し、そこには里親・里子が定期的に集まる企画を、児相がプログラムする」という先進的な私案の提言もなされました。
そのたまり場創設については、今後、関係機関等の連携により、ぜひとも実現していきましょう。
(理事長 竹内俊一)